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フローリング張り替え費用はどれくらい?6畳・8畳の相場と重ね張りの違いを解説

フローリング張り替え費用はどれくらい?6畳・8畳の相場と重ね張りの違いを解説

フローリングの張り替え費用を調べていると、6畳で数万円台の情報もあれば、20万円前後になる情報もあり、どれを目安にすればよいか迷いやすいです。金額に幅が出る理由は、床の広さだけでなく、既存床を剥がすか、上から重ねて張るか、選ぶ床材、下地の傷み、マンションの遮音規約などで工事内容が変わるためです。

この記事では、2026年8月28日時点で確認できる公開情報をもとに、フローリング張り替え費用の考え方を整理します。6畳・8畳・10畳の目安、張り替えと重ね張りの違い、複合フローリングと無垢フローリングの費用差、追加費用が出やすい条件、見積もり時の確認項目まで、依頼前に判断しやすい形で解説します。

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目次

フローリング張り替え費用の目安を先に確認します

フローリング張り替え費用の目安を先に確認します
フローリング張り替え費用は、一般的な6畳の部屋で考えると、重ね張りで約6万〜14万円、既存床を剥がす張り替えで約9万〜18万円が一つの目安です。ただし、価格の高い床材を選ぶ場合や、下地補修、遮音性能を備えた床材、巾木交換、家具移動などが加わる場合は、同じ6畳でも20万円を超えることがあります。

広さ別に見ると、目安は次のように考えると整理しやすいです。

  • 6畳:重ね張りは約6万〜12万円、張り替えは約9万〜18万円が一つの目安です。
  • 8畳:重ね張りは約8万〜16万円、張り替えは約12万〜24万円が一つの目安です。
  • 10畳:重ね張りは約10万〜20万円、張り替えは約15万〜30万円が一つの目安です。

この金額は、複合フローリングを中心にした一般的な内装工事の目安です。床材のグレードを上げる、既存床の撤去量が多い、下地の腐食や沈み込みを直す、防音性能を指定された床材にする、といった条件では上振れします。既存床の状態や納まりに問題がなく、重ね張りで施工できる場合は、既存床の撤去・処分が少なくなるため、張り替えより費用を抑えられることがあります。

なお、床だけでなく壁紙や天井、建具、照明まで一緒に直す場合は、床単体ではなく部屋全体のリフォーム費用として考える必要があります。住まい全体や部屋別の費用感を確認したい場合は、おうち職人のリフォーム費用の全体相場も参考になります。

張り替えと重ね張りで総額が変わります

張り替えと重ね張りで総額が変わります
フローリング工事で最初に確認したいのは、既存床を剥がして新しい床材に替える「張り替え」か、今の床の上に新しい床材を施工する「重ね張り」かという点です。工法が変わると、解体、廃材処分、下地確認、工期が変わるため、同じ広さでも費用差が出ます。

重ね張りは、既存床を大きく解体しないため、廃材が少なく、工期も短くなりやすいです。床の表面の傷や色あせをきれいにしたい、下地に大きな問題がない、できるだけ費用を抑えたいという場合に向いています。ただし、床が二重になるため、ドア下のすき間、敷居や見切り材との段差、収納扉の開閉に影響することがあります。施工前に高さがどれくらい上がるかを確認する必要があります。

張り替えは、既存の床材を剥がしてから新しい床材を施工します。解体や廃材処分が入る分、重ね張りより費用は高くなりやすいです。一方で、床のきしみ、沈み込み、カビ、湿気、腐食など、下地側の問題を確認しながら直せる点が大きなメリットです。歩くと床が沈む、ギシギシ音が強い、床が波打っている、水回り近くで湿気の影響が疑われる場合は、重ね張りだけで済ませると不具合が残る可能性があります。

費用だけでなく既存床や下地の状態も確認し、重ね張りで対応できるのか、既存床を撤去して下地まで確認した方がよいのかを施工業者と検討しましょう。見積もりでは「重ね張りが可能な状態か」「張り替えが必要な理由は何か」「下地補修が発生した場合の概算はいくらか」を確認します。

床材の種類で費用と使い心地が変わります

床材の種類で費用と使い心地が変わります
フローリング材は、大きく分けると複合フローリングと無垢フローリングがあります。費用を抑えやすいのは、一般的に複合フローリングです。合板などを基材に、化粧シートや天然木の単板などを組み合わせた床材で、色柄や機能の選択肢が多く、無垢材と比べて寸法変化を抑えるよう設計された製品が多くあります。住宅の標準的な床材として選ばれやすく、コストと扱いやすさのバランスを取りやすいです。

無垢フローリングは、天然木ならではの質感や足触りを重視したい方に向いています。樹種やグレード、製品仕様によって価格差が大きく、複合フローリングより材料費や施工費が高くなる場合があります。湿度による伸縮や傷への配慮も必要なため、価格だけでなく、手入れのしやすさ、家族構成、ペットの有無、床暖房への対応も含めて選ぶと失敗しにくくなります。

床材の種類によって材料価格には大きな差があり、複合フローリングでも表面材や機能によって価格が変わります。無垢フローリングも樹種やグレードによる価格差が大きいため、「無垢・複合」だけで総額を判断せず、使用する商品と施工条件をそろえて比較することが大切です。各社の前提条件が異なるため、単純に最安値だけを比べるのではなく、床材、施工範囲、処分費、巾木、下地補修の有無をそろえて見ることが大切です。

水回りや賃貸の原状回復では、クッションフロアやフロアタイルが選ばれることもあります。木質フローリングにこだわらない場合は、耐水性、掃除のしやすさ、費用のバランスで床材を比較すると、予算内で現実的な選択肢を見つけやすいです。

部屋の広さと既存床別に費用を考えます

フローリング張り替えは、部屋の広さだけでなく、今の床材が何かによっても費用が変わります。既存のフローリングから新しいフローリングに替える場合は、同じ木質床材同士なので比較的見積もりの前提をそろえやすいです。既存床の状態が良ければ重ね張り、床の沈みや傷みがあれば張り替えを検討します。

畳からフローリングへ変更する場合は、畳の撤去・処分に加えて、床の高さ調整や下地づくりが必要になることがあります。6畳では約9万〜18万円程度を一つの目安とする公開情報がありますが、下地補修や断熱、選ぶ床材などによって20万円を超える場合もあります。畳は厚みがあり、撤去後にそのままフローリングを張ればよいわけではありません。畳を撤去した後の高さや既存下地の状態に応じて、根太や合板などによる高さ調整・下地施工が必要になることがあります。マンションでは、あわせて管理規約で求められる遮音性能も確認します。

カーペットやクッションフロアからフローリングへ変更する場合も、下地の状態確認が重要です。既存材を剥がしたあとに接着剤の跡、下地の凹凸、湿気による傷みが見つかると、補修費が追加されることがあります。廊下や階段は面積だけなら小さく見えますが、細かな納まりが多く、見切り材や段差処理に手間がかかりやすいです。

おうち職人の費用相場ページでは、リビング・ダイニング、洋室、和室、階段・廊下の各リフォームで床の張り替えがよく扱われています。たとえば洋室リフォームの費用相場では、床だけでなく壁紙、天井、照明、建具、収納などを含む工事として費用が整理されています。床単体で済ませるのか、部屋全体をまとめて直すのかで見積もりの見方は変わります。

追加費用が出やすいポイントを見ておきます

フローリング張り替えで想定外になりやすいのは、床材そのものよりも、現場条件に関係する費用です。見積もり前に写真や寸法を用意しておくと、追加が出やすい箇所を事前に確認しやすくなります。

特に確認したい項目は次のとおりです。

  • 下地補修:床の沈み、きしみ、腐食、カビ、合板の傷みなどが確認された場合は、状態に応じて下地補修が必要になることがあります。
  • 既存床の撤去と廃材処分:張り替え工法では解体と処分が増えるため、重ね張りより費用が上がりやすいです。
  • 巾木・見切り材:壁際の巾木、部屋の境目の見切り、段差調整材の交換が別費用になることがあります。
  • ドアや収納扉の調整:重ね張りで床が高くなると、ドア下を削る、建具を調整するなどの作業が必要になる場合があります。
  • 家具・家電の移動:大型家具、ベッド、冷蔵庫、ピアノなどがあると、移動費や一時保管の段取りが必要です。
  • 養生・駐車場・搬入経路:マンションの共用部養生、エレベーター使用、駐車場代が別途になることがあります。
  • 床暖房:床暖房が入っている場合は、対応床材の選定や既存パネルへの影響確認が必要です。

費用を抑えるには、安い床材だけを探すよりも、追加費用の前提をそろえる方が効果的です。見積書に「一式」とだけ書かれている場合は、どこまで含まれているのかを確認します。下地補修が別途の場合は、発生条件と概算単価も聞いておくと安心です。

マンションは管理規約と遮音性能の確認が必要です

マンションは管理規約と遮音性能の確認が必要です
マンションでフローリングを張り替える場合は、戸建てよりも事前確認が増えます。専有部分の床であっても、管理規約や細則で使用できる床材、遮音等級、工事時間、申請方法、共用部の養生方法が決められていることがあるためです。

直床のマンションでは、コンクリート床スラブに床材を直接施工する構造が多く、遮音性能を備えた直張り用フローリングなどが使用されることがあります。実際に使用できる床材は建物の構造や管理規約によって異なります。管理規約によって、使用できる床材の遮音性能が指定されている場合があります。規約には「LL-45」などの表記が使われている場合がある一方、現在の床材では「ΔLL(Ⅰ)-4」など別の性能表示が用いられる製品もあるため、規約の条件と使用予定の床材が適合するかを管理組合や施工業者に確認しましょう。二重床の場合も、床材や床下地を含めた床全体の構造によって遮音性能が変わります。直床・二重床のどちらであっても、管理規約と既存の床構造を確認してから床材や工法を選びましょう。

また、カーペットからフローリングへの変更を制限している物件もあります。使用予定の床材が管理規約の条件に合っていない場合は、工事申請が認められないことがあります。また、床材や施工方法によって床衝撃音の伝わり方が変わるため、遮音性能についても事前に確認しておくことが大切です。工事前には管理規約、工事申請書、使用予定の床材の仕様書、遮音性能の資料をそろえて、施工業者と管理組合の双方に確認します。

床暖房がある場合も注意が必要です。既存床を剥がすと床暖房パネルに影響することがあるため、床暖房対応の床材か、上貼りで対応できるか、既存設備を再利用できるかを確認します。費用だけでなく、遮音性能や段差、床暖房との適合性なども含めて工法と床材を選ぶことが大切です。

見積もり比較で確認したい項目

フローリング張り替えは、同じ「6畳」「複合フローリング」でも、見積もりに含まれる範囲が会社ごとに違います。比較するときは、総額だけで判断せず、条件をそろえて見ます。国民生活センターでも、リフォームでは目的や予算を明確にし、相見積りを取り、見積書の工事範囲、工事項目、仕様、数量、単価、保証、契約書面を確認することが案内されています。

見積もり依頼時には、次の情報を用意しておくと話が早く進みます。

  • 張り替えたい部屋の畳数、または床面積
  • 現在の床材がフローリング、畳、カーペット、クッションフロアのどれか
  • 床のきしみ、沈み、カビ、湿気、浮き、傷の有無
  • 希望する工法が重ね張りか、既存床を剥がす張り替えか
  • 希望する床材の種類、色、機能、防音性能、床暖房対応の有無
  • 巾木交換、家具移動、ドア調整、廃材処分、養生、駐車場代の扱い
  • マンションの場合は管理規約、工事可能時間、申請の要否

見積書では、床材の商品名や品番、施工面積、単価、既存床の撤去費、廃材処分費、下地補修、巾木や見切り材、諸経費、保証内容を確認します。「下地補修は別途」と書かれている場合は、どの状態なら追加になるのか、追加時の概算はいくらかを聞いておくと安心です。

費用や工法で迷う場合は、おうち職人で近くの職人へ相談する方法もあります。匿名で相談を開始でき、対応可能な職人・施工業者とチャットでやり取りしながら、プロフィール、施工事例、口コミなどを比較検討できます。写真や寸法を共有し、重ね張りで足りるのか、張り替えが必要なのかを相談すると、見積もりの前提をそろえやすくなります。

フローリング張り替えは下地と工法を見て判断します

6畳程度のフローリング工事では、重ね張りなら約6万〜12万円、既存床を撤去する張り替えなら約9万〜18万円を一つの目安にすると、費用感をつかみやすくなります。ただし、重ね張りか張り替えか、複合フローリングか無垢フローリングか、畳やカーペットからの変更か、下地補修が必要かによって総額は大きく変わります。

判断の要点は次のとおりです。

  • 費用を抑えたい場合でも、床の沈みや腐食があるなら張り替えを検討します。
  • 重ね張りは安く早い反面、段差やドア干渉、下地不具合の見落としに注意します。
  • 無垢材、遮音性能を備えたフローリング、床暖房対応材は費用が上がりやすいです。
  • マンションでは管理規約、遮音等級、工事申請を先に確認します。
  • 見積もりは総額だけでなく、床材、工法、処分費、下地補修、巾木、保証までそろえて比較します。

まずは、現在の床の状態と希望する仕上がりを整理し、写真や寸法を用意して複数の職人・施工業者に相談するのが現実的です。費用だけでなく、なぜその工法が適しているのかまで確認できると、張り替え後の仕上がりにも納得しやすくなります。

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この記事の執筆・監修について

おうち職人

執筆

おうち職人編集部

住まいの修理・リフォームに関する情報を発信する「おうち職人」の編集部です。 原状回復工事・内装工事・ハウスクリーニングなどの実務経験をもとに、 住まいに関する情報を分かりやすく、実用的にお届けしています。

おうち職人 監修・編集責任者 藤本

監修・編集責任者

藤本

ハウスメーカーでの勤務経験のほか、原状回復工事・内装工事・ハウスクリーニング・解体作業など、住宅・建築関連の実務経験を持つ。これまでの現場経験をもとに、記事内容の確認・編集を行っています。

保有資格:宅地建物取引士 / 2級ファイナンシャル・プランニング技能士

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