レンジフード交換にかかる費用は、機種・サイズ・ダクトの条件・幕板の要否・マンション申請の有無などで大きく変わります。この記事では、本体価格と工事費を合わせた総額の目安を起点に、追加費用が出やすい条件や見積もり時の確認点を具体的に整理します。金額は2026年時点で確認できる販売・施工価格などを参考にした目安であり、地域や販売店、選ぶ機種によって上下する目安として確認してください。
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レンジフード交換の費用相場(本体+工事費込み)の目安

結論から言うと、既存と同程度のサイズ・設置条件で交換する場合、本体と工事費を合わせて約9万〜16万円前後が一つの目安です。90cm幅や高機能モデルでは20万円を超えるケースもあり、自動洗浄などを備えた上位機種では30万円前後になることもあります。また、ダクトの調整や下地補強などが必要な場合は追加費用が発生します。実際の費用は、現地条件や選ぶ機種によって異なります。
同型・同位置に交換する場合の総額目安
既存と同程度のサイズ・設置条件で一般的な機種へ交換する場合、本体と標準工事費を合わせて約9万〜16万円前後が一つの目安です。標準工事に含まれる内容は施工会社によって異なりますが、既存機器の撤去、新しいレンジフードの設置、ダクト接続、電源接続、試運転、既存機器の処分などが含まれることがあります。
上位機種や90cm幅を選ぶ場合の総額目安
ノンフィルターや自動洗浄などの機能を備えたモデルや、90cm幅の機種は、本体価格が高くなる傾向があります。90cm幅や高機能モデルでは20万円を超えるケースもあり、自動洗浄などを備えた上位機種では30万円前後になることもあります。価格はサイズだけでなく、機能やシリーズによっても大きく異なります。
工事が増える場合の総額イメージ
プロペラファンからシロッコファン搭載機への変更や、ダクトの延長・位置調整、下地補強、同時給排への対応などが必要な場合は、標準工事に加えて追加費用が発生することがあります。必要な工事は既存設備や建物の状況によって異なるため、事前に施工範囲を確認しておきましょう。
機種・サイズ別の費用目安と選び方(60/75/90cm・スリム/ブーツ/フラット)
レンジフードの形状には、主に「スリム型」「ブーツ型(深型)」「フラット型(浅型)」などがあります。また、内部のファンにはシロッコファンやプロペラファンなどがあり、設置されている方式によって交換方法が異なります。既存と同程度の幅で、ダクト位置や排気方向を大きく変更せずに交換できる場合は、追加工事を抑えやすくなります。
スリム型・ブーツ型・フラット型の違い
スリム型などには、整流板によって吸い込み口付近の風速を高め、油煙を効率よく捕集する設計の機種があります。ノンフィルタ仕様や自動洗浄などを備えた機種もあり、高機能になるほど本体価格が上がる傾向があります。一方、ブーツ型(深型)は価格を抑えやすいものの、見た目や清掃性を重視してスリム型を選ぶ方も多くいます。
サイズと性能・価格の関係
幅が広い機種は、本体価格が高くなる傾向があります。また、機種によってダクトの接続位置や条件が異なるため、既存設備と合わない場合は変換部材やダクト調整が必要になることがあります。既存の口径・ダクト位置・天井高さを事前に把握しておくと、見積もり精度が上がります。
工事費の内訳と標準工期(同型交換/難工事の違い)

既存と同程度のサイズ・設置条件で交換できる場合、作業は数時間程度で完了することがあります。ダクト経路の変更や開口部の処理、下地補強などが必要な場合は、作業時間が長くなることがあります。
標準交換の作業フロー
- 既存レンジフードの取り外し(養生・撤去)
- 下地・取付位置の確認、必要に応じたビス穴の処理
- 新規本体の仮固定〜本固定、水平調整
- ダクト接続(シーリング・気密処理)
- 電源接続、作動確認(風量・異音・連動機能の確認)
- 清掃・産廃処分・片付け
作業範囲により工事費は変動します。外部フードに著しいサビや破損、固定不良などが確認された場合は、レンジフード交換とあわせて補修や交換を検討することがあります。
工事費の主な構成
工事費には、職人の人件費、撤去・搬出、設置・調整、ダクト・電気接続、養生・清掃、既存機の処分、出張費(地域により駐車場代など)が含まれることが多いです。難工事では、下地補強や開口・塞ぎ、外部フード交換、高所作業などが加算要素になります。
追加費用が発生しやすい条件と目安(プロペラ→シロッコ、同時給排、幕板、ダクト等)

追加費用は「部材」と「手間」の両方で生じます。代表的な項目と発生条件、目安を把握しておくと、見積もり差の理由が理解しやすくなります。
プロペラファンからシロッコファンへの交換
プロペラファンからシロッコファン搭載のレンジフードへ変更する場合は、既存開口に対応する部材の設置やダクト接続などが必要になることがあります。既存の形状や下地、外壁側の状態によって必要な工事が異なるため、標準交換より費用が高くなる場合があります。
同時給排タイプが必要な住戸
既存設備が同時給排方式の場合や、建物の換気計画・管理規約などで対応が必要な場合は、同時給排に対応した機種や部材の選定が必要になることがあります。必要な工事内容は建物や既存設備によって異なるため、管理規約や図面などを事前に確認しましょう。
下地補強が必要な壁・天井
新しいレンジフードを既存の下地に十分固定できない場合は、合板の追加などの下地補強が必要になることがあります。補強方法や費用は壁の構造や施工範囲によって異なります。
幕板(上幕板・横幕板)が必要なケース
天井までの隙間をふさぐ上幕板や、側面を仕上げる横幕板が必要な場合は、幕板の部材費や取付費が追加されることがあります。天井高さと既存の吊戸棚位置を採寸し、幕板の有無・寸法を見積もりに反映させましょう。
ダクト径・延長・曲がりの調整
既存のダクトと新しい機種の接続条件が異なる場合は、変換部材やダクトの調整が必要になることがあります。延長や曲がりが増える場合は、部材費や施工費が追加されることがあります。
電源の増設・位置変更
新しい機種と既存のコンセント位置や配線方法が合わない場合は、電源位置の調整などの電気工事が必要になることがあります。必要な工事内容や費用は現場の配線状況によって異なります。
屋外フードの更新と防水処理
屋外フードに著しいサビや破損などがある場合は、補修や交換が必要になることがあります。外壁側での作業やシーリング補修、高所作業などが必要な場合は、別途費用が発生することがあります。
マンションの工事申請・共用部養生
マンションでは、管理組合への工事申請や掲示、エレベーター・共用廊下などの養生が必要になる場合があります。施工会社による書類作成や指定範囲の養生などに別途費用がかかる場合もあるため、管理規約と工事条件を事前に確認しておきましょう。
撤去・処分費、出張費、時間外対応
既存機の処分費、遠方出張費、夜間・休日対応は別途になることがあります。見積もりの「含まれる/含まれない」を必ず確認してください。
レンジフード単体交換とガスコンロ同時交換の費用差(セット割の考え方)

レンジフードとビルトインガスコンロを同時に交換する場合、施工会社によってはセット割引や工事費の割引が適用されることがあります。一方で、総額はそれぞれの機種や工事条件によって大きく異なるため、単体交換と同時交換の見積もりを比較するとよいでしょう。連動機能(コンロ点火でフード自動運転など)を活用したい場合は、機種の対応可否と配線方式を事前に確認しておくと安心です。ガス側の工事条件や費用感は、ガスコンロの交換も参考にしながら検討すると比較しやすくなります。
マンションと戸建てで異なる注意点(規約・ダクト・騒音・外部フード)
マンションでは、建物によって排気方式やダクトの条件が定められている場合があり、管理規約によって機種や工事方法が制限されることもあります。既存設備が同時給排方式かどうかに加え、工事可能時間帯、申請手続き、共用部の養生なども事前に確認しておきましょう。戸建ては自由度が高い反面、外部フードの劣化や外壁側の開口・防水処理が必要になることがあります。レンジフード位置の移設や吊戸棚の組み替え、ダクト経路の大幅変更を伴う場合は、部分交換ではなくキッチンリフォームとして検討した方が仕上がり・安全面で適切なこともあります。
見積もり時に必ず確認したいチェックリスト
正確な見積もりには、現況情報の共有が近道です。次の項目を写真と寸法で整理して依頼すると、金額差の理由が明確になり、無駄な追加を避けやすくなります。
- 既存レンジフードの型番・幅(60/75/90cm)・形状(スリム/ブーツ/プロペラ)
- ダクトの径や位置、排気方向など、確認できる範囲の情報
- 排気方向(上方/背面)と外部フードの劣化状況(サビ・外れ・雨漏り跡)
- 天井高さと吊戸棚の位置関係、幕板の有無・必要寸法
- 壁・天井の下地材(石膏ボード・合板・タイルなど)と補強の要否
- 電源位置(コンセントの有無・距離)、連動機能の希望
- マンションの管理規約(同時給排指定、工事可能時間帯、申請書類の要否)
- 搬入経路(階段・EV)、共用部養生の必要性、駐車場の確保
- 既存機の処分要否、希望の工事日(平日/土日祝/時間帯)
これらを事前に共有すると、見積もりのブレが減り、工事当日の追加発生も抑えやすくなります。
費用を抑えつつ安全に交換するための進め方(総括)
まずは、既存と同程度のサイズ・設置位置で交換できるかを確認し、必要に応じて幕板やダクト部材などの追加費用を含めた総額で比較しましょう。機種を選ぶ際は、清掃性や運転音、設置可能な幅、必要な機能などを比較しましょう。高機能モデルは本体価格が高くなる傾向があるため、必要な機能と予算のバランスを考えて選ぶことが大切です。マンションでは規約・申請のリードタイムを見込み、同時給排指定の有無を早めに確認しておくことが大切です。ガスコンロ同時交換は工事効率や連動機能の面で合理的ですが、総額は機種で大きく変わるため、本体型番と工事範囲をそろえた複数見積もりで比較しましょう。最終的には、写真・寸法・ダクト条件を正確に伝え、追加費用の可能性を事前にすり合わせておくことが、余計なコストと手戻りを避ける近道です。
